「寒糊炊き」ってご存知ですか? 寒海苔じ
2010年7月22日http://eclothes4u.com/
「寒糊炊き」ってご存知ですか? 寒海苔じゃないです。寒餅。寒仕込み。
2009年2月14日東京新聞夕刊、《コンパス》に、《弱さも大切》として、「寒糊炊き(かんのりだぎ)」について、記されていました。寒糊って皆様、ご存知でしょうか?福岡県庁のサイト。《今年も、年に一度の「寒糊炊(かんのりだ)き」の季節がやってまいりました。》寒糊とは、一年で一番寒い大寒の頃、作られる糊のこと。その時期は、一番雑菌が少なく、いい糊が出来るのだとか。九州国立博物館で文化財の修理には、この寒の時期に炊いた糊を、10年以上寝かせた古糊(ふるのり)を使います。あ、糊自体を説明しないといけませんね。古くから掛け軸、美術品などに使われる糊は、小麦デンプンと水(精製水)を混ぜて、時間をかけて炊きあげたもの。作りたてはダメで、それを甕に入れ、封印し、冷暗所でじっくり10年寝かせ熟成させないと行けません。そうした手間をかけたものが、「古糊」。(一般には10年もは寝かさないようですけれど)なぜこんな手間をかけるかというと、カビを生やして、絵、書を傷めないため。年月をかけて熟成する中で、カビの栄養となるものをすべてなくしてしまうんですね。(後でも書きますが、表具屋のおじさんは「枯らす」と言っていました)また寒糊にすると、修理するときに、接着力が適度に弱く、水で湿らせればすぐにはがれるからです。1月20日だけでなく、2月16日にも行われたよう。西日本新聞、2009年2月17日、《10年寝かせ文化財修復用「古糊」に 九州国博で「寒糊炊き」 職員ら交代でかき回す》もともと寒の時期(小寒から大寒)は、日本では、様々なものが仕込まれ、作られていました。これは、水そして気温が関係していたようです。その時期に汲む水のことを、寒の水といい、雑菌が少なく腐りにくいということで、味噌、酒などの仕込みに使っていたんですね。「寒仕込み」ってみかけますが、それです。《契約栽培の大豆・米を使用した、寒仕込み、天然醸造の味噌。無添加でパック。食塩は天塩を使用。【日用品屋】ムソー吟選 信州味噌 500g【※キャンセル・変更不可】》(楽天)《フルティーで新鮮な『春出し』【予約】『美味しんぼ』で雄山が銘酒として、紹介していた蔵元 秋鹿 能勢の大寒仕込み手造り限定5千本 純米吟醸酒1.8L 3月上旬出荷予定!!》(楽天)小さい頃は、この時期に餅をつき、寒餅として、薄く切り、風にさらして、かき餅を作っていたのを覚えています。今どき、そんなことをしている家庭はあるんでしょうか?また寒糊炊きも、小さい頃、書道をしていた関係で、表装をしてもらいに、近所の表具屋さんに行ったことがあり、そこで、寒の時期に、作っていましたねー。今では、その表具屋さんもなくなりました。他の表具屋さんでも、自分の所で、糊を炊いているところは少ないんでしょうね。その表具屋さんの所で、使っていた小麦のデンプンは、生麩からとったもの。生麩は、自分が小さい頃に住んでいた家の斜め前にあるお麩屋さんから分けてもらったものでした。(お麩屋は焼麩専門。生麩は作らない)そうした伝統が消えつつある中、博物館で10年後のために寒糊炊きが行われている。なんだか一安心、ほっとします。けれど、もう随分前から、酒造家や、味噌仕込みに携わる人達から、寒仕込みの酒、味噌の質が余り良くなくなったという言葉を聞きます。温暖化で、寒の気温が下がり切らなくなったのが原因かもしれません。先日、言った信州、長野の村でも年配の方が、冬の寒さが薄れたと話していましたね。信州には、この時期作る氷餅がありますが、これも寒くないと作れないですね-。2008年4月17日、《キビシイ冬の寒さが生んだ郷土食、「氷餅」って?》年6月16日、虎屋のサイト。太田南畝と氷餅なんと信州の名物、寒天と氷餅が一緒に。《新食感!ひとくち寒天氷餅!海草を原料とし食物繊維を豊富に含んだ健康自然食品です。もちもちした不思議な感覚をお楽しみください。 新食感!ひとくち寒天氷もち230g》(楽天)寒い時期は寒く、暑い時期は暑く。季節ははっきりしていた方がいいようですね。
「寒糊炊き」ってご存知ですか? 寒海苔じゃないです。寒餅。寒仕込み。
2009年2月14日東京新聞夕刊、《コンパス》に、《弱さも大切》として、「寒糊炊き(かんのりだぎ)」について、記されていました。寒糊って皆様、ご存知でしょうか?福岡県庁のサイト。《今年も、年に一度の「寒糊炊(かんのりだ)き」の季節がやってまいりました。》寒糊とは、一年で一番寒い大寒の頃、作られる糊のこと。その時期は、一番雑菌が少なく、いい糊が出来るのだとか。九州国立博物館で文化財の修理には、この寒の時期に炊いた糊を、10年以上寝かせた古糊(ふるのり)を使います。あ、糊自体を説明しないといけませんね。古くから掛け軸、美術品などに使われる糊は、小麦デンプンと水(精製水)を混ぜて、時間をかけて炊きあげたもの。作りたてはダメで、それを甕に入れ、封印し、冷暗所でじっくり10年寝かせ熟成させないと行けません。そうした手間をかけたものが、「古糊」。(一般には10年もは寝かさないようですけれど)なぜこんな手間をかけるかというと、カビを生やして、絵、書を傷めないため。年月をかけて熟成する中で、カビの栄養となるものをすべてなくしてしまうんですね。(後でも書きますが、表具屋のおじさんは「枯らす」と言っていました)また寒糊にすると、修理するときに、接着力が適度に弱く、水で湿らせればすぐにはがれるからです。1月20日だけでなく、2月16日にも行われたよう。西日本新聞、2009年2月17日、《10年寝かせ文化財修復用「古糊」に 九州国博で「寒糊炊き」 職員ら交代でかき回す》もともと寒の時期(小寒から大寒)は、日本では、様々なものが仕込まれ、作られていました。これは、水そして気温が関係していたようです。その時期に汲む水のことを、寒の水といい、雑菌が少なく腐りにくいということで、味噌、酒などの仕込みに使っていたんですね。「寒仕込み」ってみかけますが、それです。《契約栽培の大豆・米を使用した、寒仕込み、天然醸造の味噌。無添加でパック。食塩は天塩を使用。【日用品屋】ムソー吟選 信州味噌 500g【※キャンセル・変更不可】》(楽天)《フルティーで新鮮な『春出し』【予約】『美味しんぼ』で雄山が銘酒として、紹介していた蔵元 秋鹿 能勢の大寒仕込み手造り限定5千本 純米吟醸酒1.8L 3月上旬出荷予定!!》(楽天)小さい頃は、この時期に餅をつき、寒餅として、薄く切り、風にさらして、かき餅を作っていたのを覚えています。今どき、そんなことをしている家庭はあるんでしょうか?また寒糊炊きも、小さい頃、書道をしていた関係で、表装をしてもらいに、近所の表具屋さんに行ったことがあり、そこで、寒の時期に、作っていましたねー。今では、その表具屋さんもなくなりました。他の表具屋さんでも、自分の所で、糊を炊いているところは少ないんでしょうね。その表具屋さんの所で、使っていた小麦のデンプンは、生麩からとったもの。生麩は、自分が小さい頃に住んでいた家の斜め前にあるお麩屋さんから分けてもらったものでした。(お麩屋は焼麩専門。生麩は作らない)そうした伝統が消えつつある中、博物館で10年後のために寒糊炊きが行われている。なんだか一安心、ほっとします。けれど、もう随分前から、酒造家や、味噌仕込みに携わる人達から、寒仕込みの酒、味噌の質が余り良くなくなったという言葉を聞きます。温暖化で、寒の気温が下がり切らなくなったのが原因かもしれません。先日、言った信州、長野の村でも年配の方が、冬の寒さが薄れたと話していましたね。信州には、この時期作る氷餅がありますが、これも寒くないと作れないですね-。2008年4月17日、《キビシイ冬の寒さが生んだ郷土食、「氷餅」って?》年6月16日、虎屋のサイト。太田南畝と氷餅なんと信州の名物、寒天と氷餅が一緒に。《新食感!ひとくち寒天氷餅!海草を原料とし食物繊維を豊富に含んだ健康自然食品です。もちもちした不思議な感覚をお楽しみください。 新食感!ひとくち寒天氷もち230g》(楽天)寒い時期は寒く、暑い時期は暑く。季節ははっきりしていた方がいいようですね。
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