Bread Discography

2010年6月27日
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Bread Discography

Bread
ブレッドは、1968年10月、ロサンゼルスで結成されたアメリカのソフトロックバンド。当初のメンバーはデヴィッド・ゲイツ(vo,g,key)、ジェイムス・グリフィン(vo,g)、ロブ・ロイヤー(vo,b,g,p)の3人。シンプルなロック・スタイルと美しいコーラス・ハーモニーを融合させたソフィスティケイトされたサウンドで人気を集めたグループ。

Bread - Make It With You


デヴィッド・ゲイツは、1940年12月、オクラホマ州タルサに生まれる。父親が地元の高校の音楽教師をしていたことから、ミュージック・ファミリーの一員としてヴァイオリンなどに親しんでいた。ハイ・スクールに入学すると彼と同じタルサ出身のレオン・ラッセルらとバンドを結成し、チャック・ベリーやカール・パーキンスらが街でコンサートを行う時には、彼らのバック・バンドとして演奏していた。
その後、レオン・ラッセルがハリウッドでリッキー・ネルソンらと仕事をし、成功したことをきっかけに、デヴィッドも彼の後に続いてハリウッドに向かい、音楽業界で働くことを決意する。セッション・ミュージシャンの仕事を得、デュアン・エディやグレン・キャンベルらのアレンジを行い、ジャッキー・デシャノンやランディ・ニューマンのデモ・テープ作りに参加する。

ジェームス・グリフィスはテネシー州メンフィスの生まれ。クラシック・ギターから始め、12歳の頃にはすでに作曲をするようになっていた。18歳の頃からリプリーズ・レコードのスタジオ・ミュージシャンとして活動を始め、その後、Robb Royer & The Pleasure Faire というグループを結成し、その作曲能力を生かして多くのアーティストに曲を提供。ソング・ライターとしてのキャリアを重ねつつあった。その中で最も成功したのは、ラリー・メレディス監督の映画「ふたりの誓い(Love And Other Strangers)」(70)のために書き、カーペンターズがレコーディングした"ふたりの誓い(For All We Know)"である。ジェームスとロブが、アーサー・ジェイムスとロブ・ウィルソンというペンネームで発表したこの曲は、70年のオスカーのベスト・フィルム・ソングを獲得した。

Carpenters - For All We Know


The Pleasure Faire はリプリーズ・レコードと契約しており、「Summer Holiday」というアルバムを発表していたが、成功をおさめることはできなかった。そこにデヴィッド・ゲイツの友人であるレオン・ラッセルがデヴィッドにプレジャー・フェアのプロデュースを勧めたのである。結局、彼らはトリオを結成することとなり、グループ名も Bread と改め、エレクトラ・レコードと契約した。

ザ・プレジャー・フェアアーティスト: 出版社/メーカー: MCAビクター発売日: 1997/09/22メディア: CD
69年、1stアルバム「Bread (灰色の朝)」をリリース。セールスは芳しいものではなかったが、軽快なポップ・ナンバーやミドル・テンポのR&Bナンバー等のオリジナル曲が収められ、早くも個性的な作風を漂わす内容であった。このアルバムにはセッション・ドラマーのジム・ゴードンが参加していた。日本では72年にこのアルバムからシングル・カットされた"Dismal Day (灰色の朝)"がヒットした。

Breadアーティスト: 出版社/メーカー: Wounded Bird発売日: 2007/03/13メディア: CD
70年、ドラマーのマイク・ボッツをメンバーに加え、2ndアルバム「On The Waters」をリリース。デヴィッド・ゲイツ作のメロディアスなシングル"Make It With You (二人の架け橋)"が全米No1に輝き、一躍ブレッドの名は世界的なものになった。

On the Watersアーティスト: 出版社/メーカー: Wounded Bird発売日: 2007/03/13メディア: CD
71年、3rdアルバム「Manna (神の糧)」をリリース。ゲイツ作の"If"はチャートの4位まで上がり、その美しい名バラッドはブレッドの曲として最もポピュラーなナンバーとして知られている。この後、オリジナル・メンバーのロブ・ロイヤーがブレッドをシングル・ヒット・バンドとしてプロモーションし始めたレコード会社の方向性に疑問を感じ脱退する。

Mannaアーティスト: 出版社/メーカー: Wounded Bird発売日: 2007/03/13メディア: CD
Bread - If


ロブ・ロイヤーの後任には、キーボード及びベース・プレイヤーであるウエスト・コーストのトップ・クラスのスタジオ・ミュージシャン、ラリー・ネクテルが参加する。ラリー・ネクレルは、バーズやジョニー・リヴァースなど数多くのレコーディングに参加しており、中でもサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」のピアノ・ワークは有名。
72年、4thアルバム「Baby I’m-A Want You (愛の別れ道)」をリリース。シングル "Baby I’m-A Want You (愛の別れ道)" (3位)、 "Mother Freedom" (37位)、 "Everything I Own (涙の想い出)" (5位)、 "Diary" (15位) と、4曲のトップ40シングル(内2曲がトップ5)がヒット。アルバムは全米3位の大ヒットを記録しグラミー賞にもノミネートされた。

Baby I’m-a Want Youアーティスト: 出版社/メーカー: Elektra発売日: 1992/05/14メディア: CD
72年、5thアルバム「Guitar Man」をリリース。最もロック・テイストにサウンド・メイキングされたアルバムであった。が、73年6月、ソルトレイクシティでのライブ・コンサート中に突然グループを解散する事を発表しファンを驚かせる。

Guitar Manアーティスト: 出版社/メーカー: Wea発売日: 1992/05/14メディア: CD
76年、ブレッドはごく短い間であるが再結成し、アルバム「Lost Without Your Love (愛のかけら)」を発表。タイトル曲のシングル"Lost Without Your Love" が全米9位のヒット。ツアーも行いファンを再び喜ばせたが、この1枚で再び正式解散となった。ブレッドは全てのレコーディングをメンバーがプロデュース、又メンバー自らのオリジナル曲で行ったバンドである。

Lost Without Your Loveアーティスト: 出版社/メーカー: Wounded Bird発売日: 2006/12/05メディア: CD
メンバーはソロ・スタジオ・ミュージシャンと、それぞれの道へと別れて行く。その後、
96年、解散時のメンバーで約2年間に亘りワールド・ツアーを行う。
05年、ジェイムス・グリフィンとマイク・ボッツが夫々癌の為亡くなった。
06年、ブレッドはボーカル・グループ名誉の殿堂「Vocal Grou

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