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「グッド・ガール」を観る
レンタルDVDで「グッドガール」を観る。 2002年ミゲル・アルテタ監督作品
田舎のスーパーで化粧品販売員として働くジャスティン(ジェニファー・アニストン)。仕事場ではお節介な同僚、言葉の汚い若い社員にうんざりし、家庭では毎晩仲間と一緒に酒を飲みハッパを吸う夫フィル(ジョン・C・ライリー)にうんざりする日々。そんなある日、スーパーのレジに見慣れぬ従業員を見つける。誰とも話をしない若い男性トム(ジェイク・ギレンホール)にジャスティンが話しかけると、トムはジャスティンに徐々に心を開いていき、自分が作家志望であること、そしていつか


ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

作者: J.D.サリンジャー
出版社/メーカー: 白水社
発売日: 1984/05
メディア: 新書

「ライ麦畑でつかまえて」のような作品を書きたい、と熱く語るようになる。結婚して7年、生活疲れの毎日で気付けば30歳になってしまったジャスティンは 22歳とまだ若く、夢を持つトムを羨み、更に、トムに愛情を示されるようになってから自分も変わりたい、、、と思うようになり、気付けばトムと関係をもってしまう。 (ま、この辺はお約束って感じで、、、)関係を持ってしまった途端、加速していく2人。
スーパーの倉庫でも、町外れのモーテルでも、熱く互いを求めるようになった2人だったが、ある日、モーテルで夫フィルの仕事仲間ブッバ(ティム・ブレイク・ネルソン)の車を発見してしまう。ブッバに知られてしまったかもしれない、、と不安に思うジャスティン、更に、アリバイ作りで病院に見舞いに行くと、食中毒でもうすぐ治るといわれていた同僚シェリルは容態が急変してこの世を去り。。。トムと付き合うようになってから自分が解き放たれた気持ちになっていたのが、一転、罪悪感にかられるようになったジャスティンは、トムの誘いを素直に受け容れられなくなり、気持ち改めようとフィルと聖書を読む集いに行くが、会場の教会でトムと何度も使っていたモーテルの受付の男の姿を発見し、訝しがるフィルと一緒に慌てて帰宅するのだった。。。ホッとしたのも束の間、今度はブッバがジャスティンの前に現れ、2人で話がしたいから自宅に来るようにジャスティンに言う。モーテルにいたところをフィルに告げ口してほしくないと思いながらブッバの自宅に向かうと、昔からジャスティンのことが好きでフィルのことも仕事仲間で尊敬していたのに、フィルとジャスティンは自分の理想のカップルだったのにそれを裏切られた、と怒るブッバ。フィルに言われたくなければ一度自分と寝るようにというブッバに逆らえず寝てしまうジャスティン。
その光景を窓の外から覗き見ていたトム。。。。
更に、ジャスティンは妊娠してしまい、状況はドツボ状態に。。。。
更に更に、一緒に逃げて違う場所で新しい生活を始めようとスーパーの金庫から大金を奪って失踪したトムはジャスティンをモーテルで待つという。
今のダンナを選んで安定した生活を送るか、若くて情熱的な男と知らない土地に逃げるか。ジャスティンの選んだのは。。。。。



この作品を借りたのは、


ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション

出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
発売日: 2006/09/22
メディア: DVD

「ブロークバックマウンテン」で好演していたジェイク・ギレンホールが出演しているのと、ジェニファー・アニストンだから観やすいかな、と思ったからですが、これはブラックなコメディとでもいうか、中年から観ると現実的に思える話でした。ジャスティンが自分の将来を考えて選択したのは結局ダンナのフィル。不妊治療で精子検査をした後、フィルが無精子という結果が出たにも関わらず、結果は間違っている、妊娠したのはあなたの子だ、とジャスティンが言い張り、フィルはそれを信じて生まれた子を育てていこうとハッパもやめて真面目になろうとしていく一方、トムは、ジャスティンがスーパーの店長に居場所を知らせた為、警察に捕まりそうになって拳銃で自殺してしまいます。。。若い時は知らないものや将来への不安もなく情熱的に動けるけれど、年をとるにつれて情熱的で不安定なものよりは単調でも安定したものへ逃げがち、、そんなことを我を振り返りながら考えさせられました。
ジャスティンは単調な生活に疲れ、情熱的なトムによって解放的な気分に浸りますが、トムの存在が段々怖くなり、全ての人を傷つけないように元の生活に戻ろうと試みるものの、閉鎖的で他人の目が気になる田舎町では、やればやるほど状況がこじれてしまい、最終的にはトムの死につながってしまう、、、結末としては何だか悲しいのですが、トムと逃げてハッピーエンドだったら「ウソツケ」と画面に向かって吠えていたかもしれないので(笑)こういう終わり方で仕方ないのかな、なんて思ったり。トムという若い情熱的な男性も、普通に見るとちょっと病的で偏執的な男なのですが、だらしない中年デブの夫との生活に疲れていたジャスティンには素敵に見えたのかもしれないし、、そういうことを考えると、若い人が観てもちっとも面白くない作品だと思いますが、30代より上の「大人」が観るとリアルな展開に逆に色々考えさせられるでしょうね。という訳で、何度もも観たいなー、という気分にはなれませんが一度は観るといかもね、と思った「グッドガール」でありました。

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